カフェ開業って儲かるの?カフェ経営者が本気でカフェ開業の利益についてお話します

「カフェ開業って儲かるの?」

 

こんな質問を受けることがあります。

 

確かに、カフェや喫茶店を開業する以上、それが生活の支えになるのですから、儲かるのか儲からないのかは大事な問題ですよね。

 

そこで今回は、カフェ経営者の立場から、「カフェは儲かるのか?」「開業するうえでカフェや喫茶店を選択するメリットはどこにあるのか?」をご紹介します。 

 

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カフェは儲からない

結論から言えば、カフェは儲かりません

 

 

分かりやすい実例をあげます。たとえば、今勢いのあるカフェ・喫茶店の一つで「コメダ珈琲」があります。東証一部上場を果たすなど、コメダ珈琲の名は今や日本でも知らない人が少ないぐらいの有名店です。

 

そんなコメダ珈琲ですが、現在はフランチャイズ(FC)展開が中心。そのFC加盟料は、どんなに安くとも8,150,000円(税別)がかかります。

 

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出典:http://www.komeda.co.jp/fc/condition_c.html

 

ただ、この数字は店舗の改装費や人材確保の資金、物件取得費などが全く入っていないため、トータルで安く見積もっても3,000万以上はスタート時点でかかるでしょう。

 

さて、この初期投資はいつごろ回収できるでしょうか?

 

コメダ珈琲のホームページには、「初期投資を平均すると5-6年程度の期間で回収するオーナー様が多くみられます」と書いてあります。この書き方は、もちろん"回収できないオーナーもいる"ことを指しています。

 

あのコメダでも初期投資すら5~6年で回収できないオーナーがいるのです。

 

また、仮に3,000万の初期投資を5年で回収した計算でも、年収はたったの600万しかありません。

 

ここから事業税などが引かれていくことを考えると、いかにカフェが儲からないかがわかると思います。コメダ珈琲がすべてというわけではありませんし、もっと儲かるモデルもあるでしょうが、「カフェが儲からない」ひとつの例として取り上げてみました。

 

「カフェで大儲け」はしにくいが……

さて、こうしてみると分かるのは、「カフェで大儲けはしにくい」ということ。

 

少なくとも、単価の高い居酒屋などに比べれば、同じ飲食店でも儲けにくいのは間違いないでしょう。

 

ですが、カフェを始める人は大勢います。個人事業主でも法人でもそれは変わりません。つまり、カフェには開業するだけのメリットがあるのです。

 

カフェ開業のメリット

1. 大儲けはしにくいが大赤字も出しにくい

2. 異業種とのタッグを組みやすい

3. 来客の時間を問わないので、働けば働くほど売上につながりやすい

 

まず、カフェの一番のメリットと言えば、大赤字を出しにくいことでしょう。

 

居酒屋の場合、カフェに比べて大きな厨房設備が必要になりますし、飲み会などに対応するため人件費も増えます。もちろん食事やお酒もキッチリ用意しておく必要があるので、食材のロスなども増えてしまいます。つまり、カフェに比べると大きな赤字を出しやすいのです。

 

投資額の少なくてすむカフェ・喫茶店業態は、大儲けこそ難しいですが、大失敗をする可能性が低いことが大きな魅力でしょう。

 

また、居酒屋やバーなどに比べれば、小売業やデザイン業など、異業種とのタッグを組みやすいというメリットもあります。よく、アパレル業や家具販売業のお店がカフェを構えることがありますが、カフェの集客力と小売業は相性がいいことが分かります。

 

カフェを「ドリンクや食事を出す場所で終わらせない」のは、カフェの魅力のひとつです。

 

特に、最近ではインターネットでライターやネットショップのオーナーなど、副業を兼ねる人が多く、時間に余裕のあるカフェ経営との相性もいいのかもしれません。

 

 

そして、最後のメリットは個人事業主のオーナーにとって特に大きく、カフェは居酒屋や定食屋のように時間を問わずお客さんを集めやすいので、働けば働くほど売り上げにつながりやすいこと。

 

意外と、カフェオーナーはみんな働きたがりです。

 

上司や社長に命令されて働くのならいざしらず、自分の作った空間で自分の好きなように働くのは、案外心地いいのかもしれません。

 

もちろん、アルバイトを使えば人件費はかかってしまいますが、自分ひとりが長く働くぶんには誰にもなにも言われません。こうした「労働がそのまま売上につながる」スタイルがカフェの愛されるところでもあるでしょう。