カフェのアルバイトは何人必要?店員1人で何人のお客様をさばけるか?

カフェをいざ開業するとなったときに重要なことは、「どうやってお店を回していくか」「どうやってお客様の回転を上げていくか」です。

 

当然ですが、飲食店、特にカフェや喫茶店は1人あたりの客単価が1000円を切ることも多くあります。それどころか、カフェタイムにはコーヒー1杯で帰られるお客様だってたくさんいることでしょう。

 

そうなると、お店の売り上げを上げるためには、お客様の回転率をよくする必要があります。

 

もちろん、お客様に「ランチを食べたらさっさと出て行ってください!」なんてことは絶対言えませんし、お客様の行動を変化させるのは、とても難しいでしょう。

 

そこで、たいていのお店はお客様の回転を上げるために、提供するフードやドリンクの提供時間を早めることで、できるだけ多くの人数をさばこうとします。

 

ですが、初めてカフェを経営する経営者には、なかなか1人あたりでどれだけの作業ができるのかについてイメージが湧かないことでしょう。今回は、カフェを回すのに、どれぐらいのスタッフやアルバイトが必要なのかを簡単にご案内します。

 

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フードも提供するカフェを1人で回すのは難しい

まず、カフェを経営するのに必要な人数を割り出すうえで、最も重要なのがお店のコンセプトです。

 

特に、ランチやディナーなど、フードメインのカフェ・喫茶店の場合、ほぼ100%と言っていいぐらい1人でお店を回すのは難しいでしょう。

 

カウンター形式で15席未満の造りなら不可能ではありませんせんが、オーダー聞き、レジ、調理、ドリンク作り、配膳、皿洗いなどをすべて1人でやるとそれでも厳しいです。

 

少なくとも、週末や土日、ピークタイムぐらいは臨時スタッフを雇用すべきです。

 

一方で、コーヒーや紅茶の提供をメインとしたドリンクメインのカフェ・コーヒースタンドなどなら、15人席でも1人で回せないことはないと思います。ただし、それでも素人のようにモタモタとしていたら、難しいことは間違いありません。

 

「提供のスピードやオペレーションには絶対の自信がある」という人でなければ、いくらドリンクメインとは言っても、15人以上の席数を1人で回すのは避けたほうが無難です。

 

カフェのコンセプトは開業費用にも影響しますが、その後のランニングコストも大きく左右します。

 

アルバイトは難しいことができない

また、飲食店では正社員ではなくアルバイトを雇用することが多いと思いますが、断言すると、アルバイトは正社員や店長に比べて「圧倒的に仕事ができない」と思ってください。

 

当然ですよね。

 

また、仕事量だけでなく、質としてもクオリティの高いことは任せられません

 

基本的に、アルバイトができるのは「未経験者でも取り組めること」に限られると思ったほうがよいでしょう。

 

・レジ、受付

・オーダー取り

・配膳と片付け

・皿洗い

・ドリンク作り

・フードの盛り付け

 

基本的にはここまでです。正直、これだけやってくれるだけでも助かることには違いありませんが、自分(店長)と同じ働きぶりを期待するのはムリです。

 

ベテランスタッフなら満席20人のホール + ドリンクを1人で回せることもありますが、普通のアルバイトなら2人は欲しいところ。特に、食事メインのカフェなら、店長はキッチンにかかりきりになるので、ホールの心配がいらない体制を作ることは必須でしょう。

 

イメージとしては、10~15席ぐらい客席が増えるごとに、アルバイトが1人増えると思っておいたほうがいいでしょう。

 

設備の充実度によって必要なスタッフ数は変わる

最後に、元も子もない話をすると、設備の充実度によっても必要なスタッフの人数は圧倒的に変わります

 

たとえば、オーブンでも30万以上の業務用オーブンを使っている場合と、5万円弱の家庭用オーブンを使っている場合では、圧倒的にさばける人数が変わります

 

他にも、10万円ぐらいの家庭用エスプレッソマシンでは連続抽出ができないため、10人をさばくのに30分弱かかりますが、30万円以上の業務用マシンなら、10分以下でさばけます。

 

このように、「設備にいくらお金をかけたか」でスタッフの人件費を削れるものもたくさんあるのです。

 

家庭用の2穴コンロではなく、業務用の3穴ガスコンロがあれば、パスタを作っている横でソースを作り、その隣でランチ用スープを温めるということができ、配膳や盛り付けまで1人でこなす余裕が生まれるかもしれません。

 

もちろん、スペースの都合もあるため、一概に「高いマシンを導入してください!」とは言えませんが、確実に設備のグレードはスタッフの人数に大きく影響します。

 

「お金をかければかけるほど、店の運営は楽になる」ことは覚えておいたほうがよいでしょう。