カフェの開業資金計画には余裕を持とう!確実に後からお金が足りなくなります!

物件取得費が100万、内装工事費が50万に、備品類で20万、運転資金に120万円ほど残して自己資金300万円で開業……。

 

これで、カンペキ!

業者からはキチンと見積もりを取っているし、資金が足りないなんてありえない!

 

こんな資金計画を持っている方がいらっしゃるかもしれません。ですが、どれだけカンペキに見積りを取って、どれだけカンペキに物件の内覧を済ませたとしても、カフェ開業に資金不足はつきもの

 

理由はいろいろで、「計算に入れるべきはずの資金用途を見逃していた」「物件の改装工事費に予想以上にコストがかかった」……などなど、資金計画は、たいてい思うようにはいきません

 

そこで今回は、カフェ開業で初心者が特に見逃しがちな出費と、どんなところで予想外の出費が出やすいかをご紹介します。

 

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初めてのカフェ開業で見逃しがちな出費

まず、初めてのカフェ開業で見逃しがちな出費について一番代表的なものは、備品類のコストです。

 

備品と言えば、トイレットペーパーや領収証などの消耗品から、テーブルやイスなどの家具類まで広い範囲のモノを指します。

 

「消耗品なんて大した額じゃないでしょ?」と思われるかもしれませんが、意外と、開業開始してから必要な消耗品は次々と増えていきます。スティックシュガーにガムシロ、使い捨てのプラスチックスプーンにおしぼりetc……。

 

これだけでも数万円の出費。小規模な開業レベルだと、数万円の出費はじんわりとダメージになります。

 

また、意外と忘れがちなのが、ちょっとした家具系の備品類。傘立てや荷物置き、本棚にハンガーラックなど、「開業してからお客様の需要に合わせた結果、必要になった備品」などが必ず出てきます。

 

これだって数万円からものによっては10万円を超えるものまで、資金計画に余裕がないオーナーには、そう安くない数字です。

 

特にこういった備品類は、見積もりが取りにくいうえ、資金計画がし辛いので、「かなり多めに資金計画に組み込んでおく」ほうが無難です。

 

いざ改装に入ってみないと分からない予測不能なコスト

また、「備品類など予測可能なコストは絶対見逃しがない!」という人も気を付けたいのが、予測不可能な出費

 

たとえば、スケルトン物件の場合は必ず改装工事が入ると思いますが、改装工事はいろいろな原因で見積もりより高くなることがあります。

 

「近隣住民の苦情によって工事に遅れが出て、人件費がかさんだ」

「改装に必要な機材や道具の価格高騰があったため、見積もりから変動した」

「水道工事をしようとしたら、配管が予想以上に古く、改装コストが増えた」

 

もう、こんなことは日常茶飯事。

 

むしろ、計画通りに工事が進んだら御の字と言っていいでしょう。これは工事が進んでみないと分からないことばかりなので、計画段階ではどうしようもありません。

 

また、スケルトンだけでなく居抜き物件の場合もトラブルは欠かせません

 

「クーラーが使えるとの話だったのに、入居後すぐに使えなくなった」

「入居後に近隣住民の苦情があり、店舗に防音仕様をすることになった」

 

などなど、居抜き物件だからこそ起きる問題があります。これもスケルトン物件と同じく、「入居してからでないと分からない問題」です。

 

もちろん、こういったトラブルが起こると、資金がもっと必要になります。そして、カフェや喫茶店を開業するのであれば、こうしたトラブルからは逃げられないと思っておいたほうがよいでしょう。

 

資金計画は必ず余裕を持って

 こうしたトラブルに対抗するための一番の方法は「初期資金に余裕を持つこと」です。

 

これ以外に方法はありません。

 

もちろん、「資金計画をキチンとすませる」、「物件を内覧するときは必ず物件の状況や近隣の状況を把握する」などによって、リスクは減らせますが、絶対にゼロにはできません

 

ですので、300~500万で開業するプランを立てているなら、100~200万の余剰資金を持っておくつもりで開業準備することをおすすめします。初期資金はあればあるだけ良いモノです。

 

どうしても、自己資金だけで余裕のある資金計画ができない人は、日本政策金融公庫などからの借り入れも視野に入れておきましょう

 

 

300万~500万の自己資金がある人が、プラス200万の融資で審査に落ちることはまずありませんし(あるとしたら創業計画の見直しが必要)、利子だって大したことはありません。月々数千円ぐらいなものです。

 

むしろ、一度事業資金を借りて、きちんと返済しておけば、あなたの実績になるので、絶対にプラスになります。融資の検討も含めて、余裕のある資金計画を常に心がけておきましょう。