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カフェや喫茶店におすすめの銀行口座とは!? 口座開設のポイントや審査・面談内容について

カフェや喫茶店に限らず、事業を営んでいくうえで絶対に必要なのが「銀行口座」

 

特に、事業専用の事業用口座です。

 

一応、個人事業主であれば個人用の口座でも使用できますが、おすすめはしません。企業との取引がやりづらくなったり、自分用のお金と事業用のお金の区別がつきづらく税務署にニラまれたりとひとつも良いことがないからです。

 

基本的に、事業を営んでいくうえで事業用口座は絶対に必要と思ってください。

 

そんな事業用口座ですが、「個人口座と違って開設の仕方がわからない」「どんな銀行に開設をお願いすればいいかわからない」方も多いと思います。実際、個人口座とは違い、事業用口座には面談や審査もあることを知らない方も多いでしょう。

 

そこで今回は、カフェや喫茶店にはどんな銀行口座がおすすめなのか、銀行口座の開設にはどんな審査があるのかをご紹介していきます。

 

 

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各銀行の大ざっぱな特徴を比較

銀行の種類は大きく分けて4つです。

 

1.メガバンク(三菱東京UFJなど)

2.地方銀行(愛知銀行や八十二銀行など)

3.信用金庫(東京信用金庫など)

4.ネット銀行(楽天銀行やジャパンネット銀行など)

 

まず、どこで口座を作るか決めるためにも、それぞれの口座の違いを簡単に比較していきましょう。

 

メガバンク

 最終的に大規模な事業を営んでいくなら、1つはメガバンクの口座があってもいいでしょう。ただ、開業してすぐは融資の話なんてまったくできませんし、小規模事業者は目に見えて軽く扱われます。最低でも1,000万以上からのお付き合いになります。

 将来的に事業規模を拡大するにせよ、開業したてのころ、事業規模が小さいうちは、メガバンク以外にも地方銀行や信用金庫の口座は持っておくことをおすすめします。

 また、口座開設の審査も地方銀行や信用金庫に比べると厳しめなので、書類がそろっていないうちは注意が必要です。

 

地方銀行

 地域をまたいだ経営をしていきたい事業や、将来的な事業規模拡大を考えている場合は、地方銀行がおすすめ。複数県にまたがっている銀行で作るとなおヨシです。融資を含め、長期的なお付き合いになるので、早めに口座を開設しておいたほうがいいでしょう。

 逆に言えば、「カフェは地域に数店舗しか作らない」「1店舗で細々とやっていきたい」といった方にはスケールが大きすぎるので、信用金庫のほうがおすすめ。

 

信用金庫

 地域で小規模に事業を営んでいきたいときにはうってつけ。口座開設の審査も楽で、融資も受けやすいので、地域で事業を営んでいきたい人におすすめ。ただし、一地域にそれほど執着しない場合や、4,5店以上の多店舗展開を考えているなら地方銀行のほうがいいでしょう。

 

ネットバンク(楽天銀行やジャパンネット銀行など)

 オンラインでの取引がメイン、あるいは将来的に融資を受ける意思が強くないなら特におすすめ。手数料が安いので、振り込みなどの手数料を抑えられます。ネットバンクの場合、面談などはありませんが、自社ホームページが必須だったり、申請書類が多いのが手間。

 

公式サイト⇒ジャパンネット銀行

 

カフェや喫茶店の経営におすすめの銀行は?

カフェや喫茶店を経営していくうえで最初に作るおすすめの銀行は、大きく2つです。

 

1. 信用金庫

2. ネット銀行

 

まず、信用金庫の場合は「100~200万円程度の融資でも優しく」「地域の融資などに積極的」なので、カフェのようにちょっとした資金繰りで困りやすく、小規模に営業していきたい事業には特におすすめです。

 

地方銀行でもいいのですが、信用金庫よりも少しだけ融資などのハードルが高くなるので、地方銀行はカフェをほかの地域にもまたがって多店舗展開していきたい人向けです。最初の一店舗目には、信用金庫がメインバンクでも十分問題ないでしょう。

 

一方、ネット銀行がおすすめなのは「融資を公庫以外から受けるつもりがない」人です。ネット銀行の魅力はなによりも振り込み手数料が安く、オンラインからの振り込みなども手軽なこと。

 

通常の銀行の振込手数料が200円~なのに対して、ジャパンネット銀行などはなんと破格の54円~!しかも、ネットを使って24時間365日いつでも振り込みが可能です。入出金だけを考えたら、ネット銀行に勝るものはないでしょう。

 

ただし、将来的に事業規模を拡大したい人にっては、信用金庫や地方銀行などに比べて"お付き合い"の感覚が薄いので、その点がメインバンクにはデメリット。

 

カフェ経営でバカスカと融資を受けるようなことはないでしょうが、ネットバンクは「1店舗で経営していきたい」「融資は公庫からしか受けない」「メインバンクは別にあってサブの銀行として利用したい」人におすすめです。

 

法人・事業用口座を開設するときの注意点

ちなみに、法人口座や事業用口座の開設には、ふつうの個人口座とは違い、審査と面談があります。法人や事業用口座が悪用されるのを防ぐためですが、レンタルオフィスや事業内容が不明瞭だと、審査に通らないこともあるので、ナメてかかると痛い目を見ます

 

カフェは実店舗があるので、よっぽどのことがないと審査に落とされることはありませんが、不明な点や説明が足りないと審査を通らないことがあるので準備はしっかりしておきましょう。そこで、口座開設のときにどんなことを聞かれるかを銀行ごとにまとめておきます。

 

ネット銀行以外の銀行

ネット銀行以外のメガバンク、地方銀行、信用金庫では、窓口に行って「事業用の口座を開設したい」と伝えるところから始まります。

 

個人事業主なら、「本人確認書類」や「印鑑」を持っていきましょう。法人なら、「登記簿謄本(履歴事項全部証明書)」や「印鑑証明書」「法人の実印・銀行印」が必要になります。

 

実際には、銀行によって必要書類が細かく違うので、自分が開設したい銀行の口座開設書類を調べておいたほうがいいでしょう。

 

申請をすると、担当者との面談が始まります。

 

メガバンクの場合は、受付の女性とそのまま面談をしますが、地方銀行や信用金庫だと裏に案内されて、上役の社員と面談をすることになります。

 

共通で聞かれる内容としてはこんなところ。

 

1. 口座はなんのために使うのか?

2. 事務所や店舗はどこにあるのか?

3. 従業員や社員は何名か?

4. 事業内容はなにか?

5. なぜその銀行を選んだのか?

6. ホームページやチラシ、パンフレットなど、事業を営んでいる証拠はあるか?

 

ポイントとしては、「なぜその銀行を選んだのか」「ホームページやチラシ、パンフレットなど事業を営んでいる証拠はあるか」の2つ。

 

まず、「なぜその銀行を選んだのか」については「事務所や店舗が近かったから」「個人口座の時からその銀行にお世話になっていたから」程度の理由で問題ありません。

 

なにかしらの"合理的な理由"があれば、その程度でいいのです。

 

ただし、逆に言えば、少しでも不合理に見えればそこを尋ねられることがあります。

 

たとえば、「カフェの入出金用に口座を作りたいと考えていて…」と言っているのに、カフェとはかなり離れた銀行の支店の口座を作ろうとしていれば、「でも、カフェの近くに〇〇銀行や〇〇支店がありますよね?なぜそちらで作らないのですか?」と聞かれます。

 

そんな時は、「〇〇銀行さんのイメージが良かったから」とか「将来的な融資のことを考えて」といったように、ほかの理由をきちんと告げましょう。特に、店舗と銀行の距離は問題になりやすいので、カフェや喫茶店とは離れた場所の銀行口座を作るときには明確な理由をもっておきましょう。

 

また、カフェや喫茶店を本当に営業するのかを証明するために、「ホームページやチラシ、パンフレットなどを持ってきてください」と言われます。

 

チラシ、パンフレットはないかもしれませんが、どうせカフェや喫茶店を営業するのにホームページは持っているはずなので、ホームページのURLを伝えるとよいでしょう。

 

もし、まだ持っていない方は今後いろいろな審査(卸売りの取引や賃貸審査など)にホームページを伝えることになるので、とりあえず持っておいて損はありません。

 

店舗名、住所、電話番号(なければメールアドレスやお問い合わせ欄)、簡単なメニューなど、「カフェや喫茶店を営業してあることが分かる自作ホームページ」で十分なので、作っておいて損はないでしょう。

 

自作でも数時間から1日あれば簡単に作れるはずです。

 

Jimdoo(ジンドゥー)などは、国内でもかなりのユーザーが使用していて、カフェや喫茶店向けのテンプレートも多いので、「サイト作成なんてまったく分からない」という初心者にもおすすめです。

 

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基本的に審査や面談はこれで終了ですが、地方銀行や信用金庫の場合、けっこう詳しい業務内容まで聞かれたりします。「何をどういう風に販売するのか」など、意外としっかり聞かれるので、事業内容ぐらいはスムーズに答えられるとよいでしょう。

 

ネット銀行の場合

ネット銀行の場合は、こういった面倒な審査などがまったくありません

 

口座開設書類、本人確認書類などを用意し、銀行の事務所に郵送するだけの書類審査です。ただし、「ホームページがあること」がかなり重要になってきます。

 

ネット銀行以外の場合は、チラシやパンフレットでもOKと言いましたが、ネット銀行にはホームページが必要です。住所や運営者、店舗名にお問い合わせ欄程度の本当に簡単なホームページでいいので、きちんと自社サイトを1つ作っておいてください。

 

ジャパンネット銀行の場合は、ホームページがなくても本人確認書類を増やすことで対応できますが、一応ホームページを持っておいて損はありません。

 

まとめ

・カフェや喫茶店の口座には信用金庫かジャパンネット銀行などのネット銀行がおすすめ

・口座開設時には面談や審査がある

・面談のときにはホームページがあると便利