カフェ開業に必要な手続きとその流れ!オープンに必要な許可や申請は?

「カフェを開業する」

 

雑誌でも何度も紹介されるぐらいポピュラーな夢の一つで、カフェ開業の本や雑誌もたくさん出版されています。

 

私サイズの小さなカフェ―すべて10坪未満。人気店に教わるカフェ開業

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ですが、そういった本の多くはカフェを開くまでの準備段階や計画段階のものばかりで、実際にオープンするうえでどんな手続きが必要かを紹介している本はそんなに多くありません。意外と、まずは何から始めればいいかを知らないという方も多いことでしょう。

 

そこで今回は、カフェの開業やオープンにどんな手続きや許可が必要かを大まかにご紹介したいと思います。

 

カフェを開業するまでの手続きや流れ

まずはカフェを開業するまでの流れを簡単にご紹介します。

 

1. カフェを開業するための店舗・物件を決定する

 -店舗によって開業できない物件もあるので注意

2. デザイン会社や内装屋さんに改装図面を引いてもらう

 -自分で改装する場合、居ぬきの場合は不要

3. 改装図面を持って開業予定のエリアの保健所へ行き、許可できるか尋ねる

 -初めての方は必ずやっておくこと。改装後に不許可だと泣くに泣けない

4. 改装を行う

 -この際、近隣の店舗にごあいさつしておくとベター

5. また保健所へ行き、飲食店(喫茶)営業許可を申請、店舗を審査してもらう

 -申請~審査は早ければ数日だが、開業の1か月前に行くことが望ましい

6. 保健所に行き、食品衛生責任者の講習に参加し、資格を取得する

 -5番と順序は逆でも可。

7. 内装を決め、家具や食器などを整える

 -できれば、改装段階である程度のイメージがあったがほうがベター

8. スタッフ募集や広告宣伝をする

 -4番の改装などと同時に行う場合もある。

9. 店舗オープン!

 

店舗をオープンするうえで重要なのが、食品衛生責任者の資格飲食店営業許可の取得の2つです。ほかの要素がなくとも店舗はオープンできますが、これがないとカフェを開くことはできません。

 

食品衛生責任者のことはまたあとでご紹介しますが、まずは飲食店営業許可について簡単にご説明しましょう。

 

カフェの開業に必須な飲食店営業許可とは?

飲食店営業許可とは、文字通り「飲食店を営業するための公的な許可」のことを指します。

 

その物件が飲食店を営業するのにふさわしい設備を整えているかを、保健所の方が審査し許可を発行してくれます。ただ、かなり重要なポイントが「飲食店を営業するのにふさわしい設備かどうか」を判断してくれる基準が保健所によってあいまいだということ。

 

たとえば、とある自治体では、換気扇は油などの臭いを排気できるほど大きなものが望ましいとなっているのに、別の自治体では換気扇さえついていればいいというレベルだったりといったことも多々あります。

 

インターネットにも、様々な保健所の基準が公開されていますが、東京の自治体と名古屋の自治体では全く審査も基準も異なります。ほぼ参考にならないと言っても過言ではないでしょう。

 

そのため、居ぬきで経営を行うならともかく、内装を改装する場合は必ず改装前に保健所に改装案の図面を見せて「これでOPENできるか」を聞いたほうがいいでしょう。

 

改装後に「これで許可は出せません」じゃ、泣くに泣けません。

 

あと、ほぼありえないとは思いますが、居ぬきでも、前担当者と現担当者が違ったため、審査に通らなかったということもありえます。飲食営業許可は余裕をもってOPENの1か月以上前には行ったほうがいいでしょう。

 

One Point 飲食店営業許可と喫茶営業許可の違い

カフェ開業をする上での許可には「飲食店営業許可」「喫茶営業許可」の2つがあります。どちらの許可をとってもカフェは開業できますが、この2つはどう違うのでしょうか。

 

大ざっぱに言えば、「その場で作った食事やアルコールを提供できるかどうかの違い」があります。飲食店営業許可であれば、アルコールが提供できますし、その場で作ったフードも提供できますが、喫茶営業許可では飲みもの以外のその場で作った食事などの提供は認められていません。

 

ただ、その代わり、喫茶営業許可は取得が簡単で、施設の基準もゆるく設定されていますし、取得費も安いです。とはいえ、カフェで食事を提供しないのは売り上げを考えてもキツイ選択でしょうし、多少の手間をかけても飲食店営業許可をとっておいたほうがおすすめです。費用も数千円しか変わりません。

 

カフェ開業に必要な資格は?

食品衛生責任者

カフェ開業にというか、飲食店の開業に必要な資格で、飲食店1つにつき、その店舗の衛生面の責任を負う食品衛生責任者が必要になります。

 

取得は簡単で、店舗を開業するエリアの保健所へ行って、講習を1日受けてくるだけでOK。取得費用は1万円程度で、当日には食品衛生責任者の資格証が発行されます。

 

取得のタイミングは店舗の飲食許可申請をもらう前でも後でも大丈夫です。OPEN前までには取得しておきましょう。ちなみに、必ずしもオーナーが持っている必要はなく、スタッフやアルバイトでも店舗の誰かしらが持っていれば問題ありません。

 

One Point 調理師免許は不要?

調理師資格は不要なの?と言われる方がいらっしゃいますが、別にカフェに限らず飲食店を経営するうえで調理師などの資格は必要ありません。もちろん、資格があれば衛生などについて勉強できますし、アピールポイントになるかもしれませんが、必須ではありません。

 

営業許可を取り、食品衛生責任者の資格を取れれば、晴れてカフェがオープンできます。家具や食器の準備、食材の仕入れ、広告宣伝など、これからやっていくことはたくさんあるでしょうが、まずはこの「オープンができる状態にすること」を目指して頑張っていきましょう!